2018年6月6日水曜日

Professional Editionで困った話

今回の記事では、SalesforceのProfessional Editionでつまづいた話を書こうと思います。

そもそもEditionって?

Salesforceの製品では、顧客のニーズや利用規模に合わせて選択できるよう
Editionが用意されています。各Editionによって利用できる機能や制限が異なり、1ユーザあたりの月額も異なります。

例えば、SalesCloudでは、4種類のEditionが用意されています。

Salesforce製品ページより

個人的な経験談ですが、過去5年間で経験した案件ではEnterpriseの環境が最も多く、次いでUnlimitedの環境が多かった印象です。

機能比較を見てみるとEnterpriseやUnlimited Editionと比べ、Professional Edition以下のEditionに機能制限が多くかかっていることがわかります。

SalesCloudの各種Edition機能比較
細かい機能の違いは色々とありますが、今回は特にEnterpriseやUnlimited Editionに慣れている構築者が困ったという視点で2点ほど紹介したいと思います。

1.データローダーが使えない

Salesforceを利用していると取引先や取引先責任者、その他マスタ情報等大量データをデータローダで一括登録する場面が多くあるかと思いますが、Professional Editionでは、基本的に使用できません。

理由としては、Editionの制限としてAPIでのアクセスができないようになっています。この制限により、データローダの他に開発者コンソールでのスクリプト実行もできません。

ただし、Salesforce社に問い合わせ、有償で有効化することは可能なようです。また、初期データ移行時には、有効期限付きで有効化することもできるそうなので、必要な場合には一度問い合わせて確認してみるとよさそうです。

ちなみに、担当した案件では、代替ツールとしてインポートウィザードを使用しました。
小規模利用でデータ登録件数が少ない場合は、インポートウィザードでも充分代用できるかと思います。

2.ワークフロールール関連が使えない

わざわざ開発せず項目値の更新やToDoの作成を行うことができるワークフローは、なにかと便利な機能ですが、Professional Editionでは、ワークフロールールに関連する機能が使用できません。よく使う機能では、以下が使用できない機能です。

使用できない機能


  • ワークフロールール
  • 項目自動更新アクション
  • ToDoアクション
  • 承認プロセス
  • 送信アクション
  • フロー
承認プロセスに関連するため送信アクションは使用できないものの、メールアラートやアウトバウンドメッセージは使用可能です。また、プロセスビルダーが使用可能ですので、簡易な更新であればプロセスビルダーで構築することは可能です。

以上、Professional Editionで少し困ったお話でした。

2018年6月5日火曜日

みなはすBlog開設

自身の備忘録としてBlogを開設する次第となりました。

初回ということで簡単に自己紹介。

地方を飛び出て早5年。
現在は、Salesforce関連の仕事に日々奮闘中。

最近は、BIツールと関わる機会が多く、Einstein AnalyticsやMotionBoardを活用したダッシュボードの構築・提案に携わっています。

好きなものは、ピアノ、猫、お酒。

仕事関連以外にも趣味や日々楽しいこと、勉強したいことを記事にできたらと思います。

Professional Editionで困った話

今回の記事では、SalesforceのProfessional Editionでつまづいた話を書こうと思います。 そもそもEditionって? Salesforceの製品では、顧客のニーズや利用規模に合わせて選択できるよう Editionが用意されています。各Edi...